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弧舟道場に入門して6年が過ぎました。(2006年1月
現在)週5日、弁当持参で通っています。竿がどうにか 解る様になって 来た様に思います。 本来ですと「・・舟」の銘を頂くのですが、私は若頃 「飄々」 の銘を私の絵画などの作品につけて来た事と、 私の釣りの理想の 姿を「飄々」とイメージしています ので師匠には失礼とは思いま すが拝銘を今のところ辞 退しています。 私は野釣りが好きで、野釣り用の竿を作るために弧舟道 場に入門しました。近年の関西方面の野釣りは河川とダム 湖が主流で、ヘラブナの平均サイズは34cm前後。尺半以 上が巨ベラの基準になり、50cm上も射程内になり、決し て夢では無くなって来ました。私の所属するへら研阪神ク ラブでは、現会員の内、9名が 50cmを釣っています。 また、河川の野ベラは34cm前後が中心ですが、生まれた 時から流れに生息し、一生泳ぎ続けないと流されてしまい ますから。ヘラブナのアスリートです。止水の野ベらや放 流べらとは比較にならない程強烈な引きを味わせてくれま す。 このヘラブナには今までの道具ではどうしても対応出来 なくなって来ました。仕掛け、エサ、浮子はそれなりに釣 り人が研究し対応して来ました。しかし、竿は一釣り人の 工夫では対応出来るものではありません。また、竿師は殆 ど野釣りをしません。釣りの現場を知って初めて竿は出来 るものと考えます。 そこで私は、いささか時間と根気と才能が必要になりま すが、弧舟道場に入門する事にしました。 私は、約37年間工業デザイナーとして物作りをして来 た事と、同じく37年間野釣りを続けて来た実際がありま す。美しく、機能的な物を作る事が私の目標です。そし て、竿の基本は機能です。従来の慣習にとらわれない、実 用的で強い竿、その上で美しいさを追求しています。 |
私の野ベラ釣り暦は2006年で40年。浮子作りも40年になります。ヘラブナ釣りを始めた時から殆ど自作の浮子を使用して来ました。この間、市販の浮子を購入したり、時々、賞品などで頂いた浮子を比較テストしながら改良を重ねて来ました。しかし、近年の野釣りの状況が変化し、大型化と流れ川の釣りに今までの浮子では(市販品、今までの私の浮子共に)対応出来なくなって来ました。
いろいろ試行錯誤の結果、現在の野釣り用の浮子がほぼ完成しました。 現在の野釣りの特徴は「大型のヘラブナ」、「川の流れ」、「11尺〜27尺の竿を使用」などです。これに対応出来る浮子でなければなりません。これには大きな浮力がある事。3.7g程度のシズにバランスする浮力の浮子を標準として、季節や状況に応じて2.8gから4.5gまでの浮力のものが適していると考えています。 トップは1.5ミリのパイプから0.8ミリのグラスファイバーのムクトップまでバリエーションが出来ました。素材は茅。(羽根は高級感がありますが、実用上は差がないと考えます。)最太部の直径は7mm前後。足は短いが、肩が張っている。浮力を最大限に引き出す形になっています。 当然、浮子も機能第一ですが、釣る事だけがヘラブナ釣りではありません。いろいろな意味で楽しむ事が大切です。 四季折々に変化する釣り場を楽しんだり、夜、家で釣り道具を手入れするのも釣りです。そんな意味で、浮子を眺めたり、飾ったして楽しむ事もあって良いと考えます。 「彩色歌舞伎絵浮子」は私が絵を描く楽しみとして浮子に歌舞伎の役者絵を描いたものです。若い時のように細密な絵が描けなくなりましたが、役者の表情はそれなりの出来になって来た様に思います。この5年程でなんとか私なりのデザインが出来上がったと思います。 |