ほわっと・おこのみライブ

 

このコーナーでは、ほわっとおこのみライブを取り仕切る

ほわっとマスターからのちょっとした裏話をご紹介します

 

「お好み焼き店でオペラ!?」

この意外な組み合わせも今回で第5作目。

「ラ・ボエーム」(原語上演・ナレーション付)もお陰様で超満席。お正月返上で挑まれた出演者の皆様の努力の結晶となる素晴らしい快演となりました。

石黒説氏(フリー)の終幕マルチェルロの「Coraggio!!」で、堰を切ったようにすすり泣きが場内のあちこちで起こり、涙を流す上辻直樹氏(神戸混声)ロドルフォの「Mini!!」の迫真絶叫で最高潮になりました。原語上演は、字幕スーパーのない「ほわっと座」にとって大きな賭けでしたが、繊細な演技、暖かい歌唱で絶賛された水野昌代,さん(二期会)のミミ・川野良子さん(関西歌劇団)のムゼッタの若々しい情熱、感情のこもった佐々木美穂さんのナレーションは、終演後のお客様の最大の評価を得ることができました。忘れてならないのは高垣節さん(二期会)のピアノです。誰もが驚嘆した見事なプッチーニ節を奏でました。

今年上半期オペラだけでも、3月「コジ・ファン・トゥッテ」、5月「カルメン」、6月「電話」、それに毎月のモーツァルト生誕250年記念シリーズライブと、大好きな音楽漬けの2006年になりそうです。

2006/01/16 ほわっとマスター

 

「三大テノールの夕べ」その2

今回のプログラムでは「三大テノール」に無理をお願いして、私が曲目をチョイスさせていただきました。実のところ、歌手の皆さんからは「勘弁して」といった反応があります。特に不評(?)を買っているのが「三大テノールによる『わすれな草』競演」という、およそ他所では有り得ぬ企画。その名の通り、同じ『わすれな草』を三人のテノール達が順に歌い上げるというもの。皆さん、平静を装っておいでですが、互いにライバル心を煽られて凄まじいパフォーマンスを見せて・・・もとい、聴かせてくださるのでは、と今から楽しみです。

今回で三回目となった畑儀文さん、清原邦仁さん、井澤章典さんによる「三大テノールの夕べ」ですが、本家パヴァロッティが惜しまれつつも引退されたこともあり、今回限りにしようということになりました。よって、この豪華メンバーの文字通りの「競演」がお楽しみいただけるのも今回限りということになります。まだ、若干数席がありますので、この機会をお聴き逃しなきよう。

2004/06/01 ほわっとマスター

 

「三大テノールの夕べ」その1

サッカー・ワールドカップのイベントとして、世界中に知れ渡った「三大テノールの夕べ」ですが、よもや当店でも「三大テノールの夕べ」をやることになろうとは・・・。本年も目玉イベントの1つとして6/21のライブが予約受付中ですので、今日はこの罰当たり(?)な企画の馴れ初めをお話ししたいと思います。

2年前の日韓ワールドカップ開催に合わせて、準備に費やすこと1年。記念すべき第1回を開催できた(編者注:2002/6/24開催)感激は今も忘れられません。畑儀文、清原邦仁、井澤章典、この素晴らしい方々が当店の「三大テノール」です。伴奏はマンドリン葛原睦子、ピアノ江口由味子の素敵なお二人。

お一人毎の私との関わりのエピソードは別の機会に回すとして、あのパヴァロッティ・ドミンゴ・カレラスの「三大テノールの夕べ」でも真似できない、終演後その場で出演歌手を交えてのパーティ付きが当店の自慢。歌い終わったばかりの歌手にはきつかったかもしれませんが、皆さん嫌な顔ひとつせず、お客様と一緒に楽しまれました。

宴半ば突如、清原さんと井澤さんの漫才が始まったり、家庭的な雰囲気の中、日頃とは一味違った歌の御披露や、畑さんの「シクラメンのかほり」ピアノ弾き語りがあったりの大サービスで、大いに盛り上がりました。

リクエストで、なんと三大テノールの後に、私が歌うことに。我ながら罰当たりの極みと思いつつも、真剣に歌ってみたら場内大爆笑。後日ビデオを見て、畑さんが私の真後ろで私の物真似をしていた(私も大爆笑)のがその理由と判明・・・冷や汗、厚顔の至りでした。

最後に畑さんの伴奏で「椰子の実」の大合唱が第1回目の懐かしい思い出です。さてさて、今年は何が起こるやら。それは参加した人だけのお楽しみ、と言うことで。(つづく)

2004/05/10 ほわっとマスター

 

アンデスからの贈り物

クラシック関連の話題が続いたので、ちょっと違うジャンルのお話を。

当店ライブのバラエティの広さはそのジャンルに限らず、出演者の出身国にまで及びますが、その中でも5/13に7度目のステージを演じてくださるペルー出身のフローレス兄弟は、「るふうロマンチックコンサート」の草創期から熱いラテンの血でライブを盛り上げてくれている当店看板スターの一組です。

以下、こぼれ話ですが、私が個人的に親交のあるFM尼崎のT制作部長に彼らを紹介したところ、2004年のお正月番組に出演することになりました。他国での活動の難しさをさりげなく語った後、ペルーのお正月を楽しく懐かしむように話していたのをお聞きになられた方もおられることと思います。

先日はテレビ大阪の朝番組に出演。そこで彼らの別の一面を知って驚きました。表だてて聞いたことなかったんですが、彼らは故郷クスコの障害児病院にボランティアを続けているのです。二人のライブに行かれた方ならお分りと思いますが、優しさの中に熱いヒューマンな想いが溢れています。それは、このような日々の行動に裏打ちされているのですね。

逢うたびに日本人が忘れかけている何かを訴えかけてくる兄弟、それは遥かアンデスを越えて運ばれてくるのです。

2004/04/19 ほわっとマスター

 

私の初体験・・・

今回は趣向を変えて、私自身の裏話をひとつ。

生まれて初めてのライブ体験は45年前に遡ります。中学2年の時、課外授業で、オープン間のないフェスティバルホールへ観光バスを連ねて行きました。他校生も来ていて満席だったように記憶しています。

1〜2曲は無事終わりましたが、3曲目が始まりません。観客の大半はライブ初体験、まして生のオーケストラは初めて。場内が私語で騒然とする中、長身の男性が足早に現れ、指揮台に立ったかと思えばクルっと観客席に振り返り、

『やかましい〜!!』と大喝。

一瞬の静寂。

そして、

『ダ・ダ・ダ・ダーン』

この『運命の一撃』が長いライブ人生の始まりでした。

この元気な長身の指揮者が、実は朝比奈隆先生だった、と知ったのはかなり後日のお話。以降、ライブ演奏の魅力にはまって重ねたライブ体験が大小取り混ぜ1000回。これは多いのか少ないのか?

自分がライブをプロデュースする側になるとは夢にも思わなかったので、今思えば貴重な経験をしたなぁ、と苦笑いしてみたりする今日この頃です。

2004/03/15 ほわっとマスター

 

井澤君の舞台を見てきました

昨夜、井澤章典君が主宰する GAIBの Gruppo Acqua in Bocca を聞きに阿倍野区民センター小ホールへ行ってきました。2部のセヴィリアの理髪師ハイライトは、ほわっとフィガロの参考になりました。

ロジーナ:白根亜紀/フィガロ:河野知久/アルマヴィーヴァ伯爵:井澤章典/バルトロ:時宗務/伴奏:山崎真。

歌は原語、台詞は日本語、ナレーション入り。舞台には上手に小さなテーブルと椅子だけ。衣裳は凝ったものでなく、しかし、一目で役柄がわかる工夫をされていました。

山崎君が序曲を弾きだしてしばらくすると、ナレーションが簡単明瞭にストーリーを紹介。序曲は中略で5分以内で終わりましたが、これから始まるオペラへの期待感を高揚する、山崎君の見事な演奏でした。来店された時に本人から聞きましまが、来年からパリ・シャトレ座へ研修留学するそうです。田淵君にも短縮でフィガロ序曲を入れてもらいたいですね。

当日の挿入歌は”私は町の何でも屋”、”私の名前を知りたければ”、”今の歌声は”二重唱、”それでは私なのね”三重唱、”ああ!なんという幸せ!”、フィナーレ。以上がセリフとナレーション(しつこくなく適切なもので)を挟んで演奏されました。

フィガロの登場は、場内を圧倒!客席後方から聞こえた声に、ほぼ全員が振り向いたほど、河野君の歌は実に立派に、朗々と響きわたりました。さすが新国(編者注:新国立劇場)入所決まっただけのことあります。

溌剌とした演技も言うことなしで井澤君のアルマウィーヴァも良かった。ロッシーニにむいてるかも。カンツォーネを無理に歌わせていいものかどうか?。白根さんのロジーナは、私が思い描くロジーナとは少し違ってました。私の想う「未婚」ロジーナは岡崎房恵さんがピッタリです。

ほわっとオペラと同次元で比較できませんが、参考になるところの多い素敵な公演でした。

2004/02/25 ほわっとマスター

 

ほわっとフィガロの目指すところ

ご存知の通り歌劇「フィガロの結婚」の素材は、ボーマルシェの書いた『危険な』革命劇です。召使のほうが賢くて主人を愚弄するというテーマは、イタリアのコンメディア・デラルテ以来の伝統だから、官憲も貴族もそのこと自体には腹をたてることはないとしても、劇中のフィガロのセリフには、ボーマルシェの本音が毒となって塗り込められています。

以上は石井宏『クラシック音楽意外史』より引用

例えば、フィガロの独白。

「伯爵様、あんたは今のそのご身分を手に入れるのに、どのくらいの手間を掛けたんですか?あんたのしたことといえば、ただ生まれてきただけだ。それに比べりゃこの私なんぞは、スペイン一国を治めるくらいの知恵をしぼって生き延びてきたんだ。それでもやっと召使だ」

こんなセリフが貴族に受け入れられるはずない。1784年のパリ初演がよく許可されたもんですね。さすがパリですね。今も昔もパリは進んでいる街だったんだ。しかし封建社会を維持する権化のようなウィーンで許可されるはずありません。それなのにオペラ化しょうとしたモーツァルトは、やはり世間知らずだったんでしょうかね?おもしろがって台本を書いたダ・ポンテはただものではないです。

今まで見たたくさんの『フィガロの結婚』とは一味違ったものにしたいのです。新婚の伯爵夫婦という演出のキヨさん(編者注:清原邦仁さん)の設定も良いと思います。みんなで楽しいものにしていきたいです。

2004/02/22 ほわっと座支配人(笑)


今後も不定期にですが、

いろいろ追加していきます。

 

乞うご期待!!

 


 

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