上昇カメラ

"Rail Star"の冒頭2カットは、俯瞰視点へとジリジリ上昇していく演出をしてみました。

フレートライナーや通勤電車が走行していることから、ビュワーでリアルタイムに生成した映像であることはご理解いただけると思います。はて、VRMのカメラに「自動的に上昇していく機能」なんてあったかな?、というのが今回のテーマです。

もちろん、作り込んだ駅を「見せつけたい」という邪念からです。

VRMoviesの熱心な読者の方であれば、これがカメラ列車の応用であることは既に察しておられることでしょう。では具体的にどのようにすると上昇カメラが実現できるのか、順を追ってご説明します。

 

いるのか、熱心な読者?

まず、上昇カメラの視点を向けたい方向へ向かって短いレールを引きます。VRMの現行部品の中で一番短いのはI.MAGiCストレート34mmですが、いろいろ試してみた感じでは、2番目に短い64mmがお奨めです。

このレールの片方の端には透明橋脚を配します。少しでも高さを稼ぐために、最大高度となるTOMIX透明橋脚118mm設定を使います。

さらに、反対側には適当な長さのレールを接続します。ここにカメラ列車となる編成を配置しますから、編成が展開できる長さのレールを使ってください。

 

<こんな感じ、ビュワーでみるとバカバカしいほどに急角度>

左掲のビュワー画面を見ると、VRMにおけるレール長が、「水平方向への長さ」であって「レール自体の長さ」ではないことがよくわかりますな。

最後にカメラ列車となる編成を配置します。車輌は何でもいいのですが、なるべく車長が短いものが良いでしょう。今回の作例では2軸貨車を使いましたが、貨車を含むキットがお手元にない場合は、適当に短めの車輌を見繕ってください。

VRM2車輌の方が台車が固定されているせいか、良い効果が出るようです。

これで準備ができました。ビュワーを起動してみましょう。

制御をカメラ列車の運転台視点に切り替えて、出発進行・・・っと、当然ながら目の前には空(?)。当然のことながらそのまま走らせたのでは、単にバカバカしいほどの急斜面を「粘着運転って何」ってなノリで登っていく列車です。

粘着運転についてはこちらを参照。どこかにあなたを納得させる解説があるはず。

 

巧く前方の景色を俯瞰するには、出発前にカメラ位置を調整しておく必要があります。具体的には[Ctrl]+[PageUp]で斜め上60〜80度くらいから地面方向を見下ろすようにしてください。

<図解『上昇カメラ』・・・って、これでわかります?>

ここからわかるのは、VRM3の車載カメラの上下方向の角度は、[斜面による列車の仰俯角]と[PageUp/Downで調整された仰俯角]の和になる・・・らしい、ということ。

この状態でゆっくりと発車すると、車輌が急斜面に差し掛かる時点で視線が水平方向になり、"Rail Star"の冒頭2カットのような俯瞰視点へとジリジリ上昇していく効果を得ることができます。

 

VRMから動画を作ることに興味がない方には何の役にも立たないテクニックのような気もしますが、ご参考までに。

VRMoviesは、ここに紹介した技術情報について、読者のお手元の環境での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。ご承知おきください。

 


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