東京駅赤煉瓦駅舎?

末尾の「?」に注目。

あまり期待するな、ってコトです。

Ready for Departure」において、以前から気になっていたちょっとした実験的試みをしてみました。まだまだ改良の余地があるのですが、中間報告的にまとめておきます。

 

動画を見ても、さりげなくチラリと写っているだけなので、おそらく普通は気づかれないと思います。まずは下画面写真をごらん下さい。

<緑枠で囲んだ部分にご注目>

既に、この導入部からして「ネタ」っぽいが、捨て置く。

「何?」って感じですね。

それもそのはず。寝台特急は在来線では最も八重洲口側の9〜10番線ですから。では、下の画面写真をご覧下さい。今回、作るだけ作ってまったく使わなかった、丸の内側1番線ホームからのショットです。

<中央線ホーム西端からの眺め>

緑色の屋根の「何か」が向こう側にあるのがおわかりいただけるでしょうか。なんとなくステーションホテルっぽく見えてきませんか、見えませんか、そうですか。

では、その正体をご覧にいれましょう。

東京ステーションホテルの公式Webはこちらへどうぞ。

<赤煉瓦・・・?>

 

 

ご覧の通り、丸の内側はこの「謎の建築物」を境に新地状態。コイツがもっと「らしく」見える仕上がりになったら作り込んで作品に取り入れるつもりだったが、解説を用意せねばならんほどわかりにくくなった上にこんなものまで入れるともーわけわかんねーので断念した次第。

何じゃそりゃ!?って感じですか。

まぁ、冒頭にも書いたように「実験的試み」です。ghostも、これを「赤煉瓦駅舎だ」と強弁するほど耄碌はしていません。

この正体不明なものは、地形編集と煉瓦色テクスチャで作った「地面」に、TOMIXペンションを緑色の屋根として埋め込んだものです。で、今回の「実験的試み」というのは、「東京駅を作ろう」ではなく「垂直な壁を作ろう」なわけです。

VRMの「平地作成」で高台を作った場合、基本的にその側面は「斜面」になります。これを強引に垂直(完全に、は無理でもその近似)にすることができれば、5号以前のストラクチャになかった超高層ビルを作れるのではないか、というのがそもそもの発想です。

上掲スクリーンショットをご覧いただくと、地面との高低差の割には側壁がほぼ垂直になっているのがおわかりいただけると思います。さて、以下はその種明かしです。

平地作成によって斜面が形成されることについては、flanker氏のWebの「地形編集T」という記事が図解入りで詳しく述べています。

<垂直な側壁の種明かし>

 

 

実は、今回つくった東京駅(モドキ)は高度設定がやや特殊になっている。内訳は、

・線路:8mm

 (東海道新幹線ホームのみ0mm)

・地面:-50mm

つまり「掘り込む」ことで高架を作る手法を取った。高架プレートで対応できない広さの高架駅を作成する場合には、こういうやり方もありかな、と。

 

ちなみに謎の建築物のてっぺんが30mm、周囲の溝は-300mmとなっている。

上はレイアウターで見た場合の東京ステーションホテル謎の建築物です。垂直(に近い)壁の秘密は、地形をぐるりと取り囲んだ「溝」です。つまり、高低差が極端に大きいため、その間の斜面が垂直のように見える、というのが種明かしです。

もちろん、それだけでは「溝」が不自然に残ってしまうので、対地高度0mm(今回のケースでは-50mm設定)でI.MAGiCアスファルトを配し、溝に蓋をしました。

ちなみに蓋を取ると・・・

<垂直な壁を生み出す深い溝>

上掲スクリーンショットのような、奇怪な溝が現れます。

アスファルトで蓋をする関係上、周囲のテクスチャを選んでしまうというデメリットがある上、ご覧の通りの仕上がりでまだまだ研究の余地があるのですが、応用によっては面白いものが作れそうなので、参考までに書き留めておきます。

そのうち、もっと利用価値のあるサンプルを含む作品を制作するつもりですので、その点についてはご期待ください。

 

別に水田や水面で蓋をしてもいいんですが、この「謎の建築物」よりも、さらに変になることは間違いないでしょう。

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