自分好みのトレインマークを作ろう

鉄道模型シミュレーター・バージョン4(以下VRM4)から、車輌のトレインマークや方向幕をユーザーが自由に書き換えることが可能になりました。

第49作"Green Sandwich"では、トワイライトエクスプレス塗装のEF81に日本海のヘッドマークを掲げてみました。

実は485系の方向幕も金沢行きになってたり、その他いろいろあるんですが、動画ではほとんどわかりません(涙

<日本海運用中のEF81-113>

我ながらよく出来たと思ってるんですが、如何なもんでしょ?

蛇足ながらダウンロード出来るようにしておいたので、暇な人は使ってみてください。

で、今回はこれを「どうやって作るか」という、わかる人にとっては「そんなモン、言われんでもわかるわい!!」という下らないお話です。

 

まず、基本的な考え方から。

以下はVRM4第1号のCD-ROMに収録されているEF81-113号機用のデフォルトリソース画像です。

<EF81_113.bmp>

左ファイルは容量節約の都合上、png化し色階調を256色にしてます。ご自身でカストマイズをされる際は、これを取得するのではなく、VRM4第1号CD-ROM収録のオリジナルファイルを使ってください。

最初に行うべきことは、このトワイライトのマークの部分を自分の好きなモノに置き換えた画像を作ることです。

少し脱線しますが、啓明氏が以前「ウチではなんでもExcelでやらせています」と書いておられたことがありました。

同じノリでいきますと、ghost的には「ウチではなんでもPowerPointでやらせています」になります。VRMoviesの解説記事でしばしば登場する図面もPowerPointです。別館・番外ネタ(ややこしい・・・@)の欧州風車輌デッチ上げプロジェクトのスケッチ・型紙作りもPowerPointです。従って(?)トレインマークもPowerPointです。

PowerPoint信者だとか、思い入れがある、とかいうことは特にないです。単に部品を重ね合わせて図を作るというプロセスがオイラの思考様式と相性が良いのと、後からの微調整が楽だってだけの話で。

とりあえず、ココをクリックしてもらうと、今回作った日本海のヘッド・テールマークを含むPowerPoint用のファイルをダウンロードできます(LZH圧縮/PowerPoint2000以降)。PowerPointが手元にある人は、まずこれをご覧ください。持っていない人は、以下の説明からエッセンスだけを汲み取って、適当に応用してください。

日本海のヘッドマークを例に説明します。

まず、真円を作ります。サイズは作業の便から大きい方がいいでしょう。PowerPointの円オートシェイプを作り、書式設定のサイズで高さと幅を同じにすれば、間違いなく真円になりますね。

この円の中に文字やオートシェイプを作ってヘッドマークっぽくして行きます。以下のような流れです。

<作業の流れ>

左画像も容量節約のため256色に落としてますんで、その点はご容赦あれ。

 

ちなみに左図柄は鉄道雑誌の写真を参考に適当に作っただけで、フォントとか図柄の配置とかが不正確です。まぁ、最後まで読めばわかると思いますが、あまり正確さにこだわっても意味ないので。

左上から矢印で示した順に「円内をグラデーションで塗る」「金縁を作る」「星と波のオートシェイプを乗せる」「文字を入れる」になります。

こうして出来た図柄を、前掲のEF81_113.bmpにハメ込みます。具体的には・・・

1.PowerPointからAlt+PreintScreenで図柄をクリップボードへ送り込む。

2.グラフィックエディタに図柄をペーストする。

3.円の縁にそって正方形にトリミングする。

4.3の正方形を66x66ピクセルに縮小する。

5.EF81_113.bmpをグラフィックエディタで開き、4で出来た画像をトワイライトのマークに重なるようにペーストする。

6.5で出来た画像を保存する。

この作業に使用するグラフィックエディタには、スムージング(アンチエイリアス)縮小が可能なものを使いましょう。

なお、66x66ピクセルというサイズはひょっとするとEF81_113に固有の値かも知れません。VRM4第2号で登場のEF64やED75ではこの値が異なる可能性もあるので要注意。

ちなみに、円の外側の色はビュワー上での見た目に影響しないようなので気にしなくていいです。

テールマークや方向幕も発想は同じです。こいつらは長方形なので、縦横比だけをサンプルファイルから踏襲し、同じように処理してやればよろしい。

 

さて、これでリソースファイルが出来ました。後はスクリプトを使ってこれを組み込むだけです。やらなければいけないことは、まず、編成ダイアログでリソースファイルを読み込むこと。このとき、IDが自動的に割り当てられるので覚えておきましょう。

次に編成スクリプトに以下の記述をします。

Var VMode
set VMode 1
SelectTrainResource VMode

これは、「この編成では編成に組み込まれたリソースを使います」という宣言になります。この指定をしない場合、レイアウトに組み込まれたリソースが使用されます。第1号以降、編成にリソースを組み込むことが推奨されているので素直に従いましょう。

次にEF81の車輌スクリプトに以下の記述をします。

Var Vid
Var Vhm
Var Vhl

set Vid {組み込んだリソースのID}
set Vhm 1
set Vhl 1

SetSignTexture Vid
SetHeadmark Vhm
SetHeadlight Vhl

これは「この車輌では{組み込んだリソースのID}をリソースとして使いますよ、んでもって、ヘッドマークを進行方向に掲げなさい、ついでにライトもつけなさい」という意味になります。

左記スクリプトはアップデータ4.0.1.2を元に書いたものです。VRM4第2号以降についてはスクリプトウィザードの利用を推奨します。

これでお手元のEF81 113号機が日本海運用になります。読者の皆様にこの過程を追体験して欲しいとの願いから、敢えて編成ファイルは用意しませんでした。オイラ、基本的に不親切なので。

 

とまぁ、こんな具合です。読者の皆様も気が向いたら何か作って、んでもってネットに晒しちゃってくださいまし。

VRMoviesは、ここに紹介した技術情報について、読者のお手元の環境での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。ご承知おきください。

 


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