切り通し・スロープの応用(1)

VRM3第7号所収の「切り通し」「スロープ」がなかなか使い勝手の良い部品であることは、第39作 "Ideal S" で須磨海岸の堤防の再現に使ってみた折から気になっていました。

第42作 "Diesel Kingdom" でもこれをちょっと変わった用途に使ってみて面白い結果を得たのでご紹介しておこう、という趣向です。まずはご覧いただきましょう。

(1)・・・ということは、次回もこのネタです。

<区画整理された畑>

モデルとなった玉造温泉駅の南側がこんな感じ。ん?、水田だったかな・・・。

「切り通し」「スロープ」ともにかなり上背のある部品なので、頭の血の巡りのにぶい御仁には「はぁ?」やも知れません。種明かしに、禁断の角度からの下写真をご覧あれ。

<禁断の視点>

VRMでは基本的に地面を含むほとんどの部品に「裏面」のテクスチャが設定されていないため、裏側から見ると(左写真の場合、地面よりも下から見上げている)本来あるべき面がすべて透けることになる。

つまり「切り通し」「スロープ」の上端の裏表にテクスチャが設定されたでっぱり部分を利用した作例、ということになります。従来、裏表にテクスチャが指定されていて、なおかつ適当な厚みのある壁系部品がなかったため、こいつらは非常に重宝するワケです。

なお、裏表にテクスチャがある、とは言え、部品の左右の端(連結方向)にはテクスチャの設定されていない隙間があります。これについては・・・

対地高度-88mmで、最初の写真のようにでっぱり部分だけが露出します。

<端の処理>

2005/03/26 追記

左記のような処理をせずとも終端処理用の「End」パーツはあります。が、敢えて変化をつけたい場合や、曲線中に終端を設けたい場合、左記の処理が有効となります。

上写真のように処理します。

幸いにして「切り通し」「スロープ」は高度を2つ設定できる、つまり、斜めに傾斜させることのできる部品です。そこで、端の部品については一方の高度をさらに下げて斜めにし、テクスチャの隙間が地面よりも下に埋まるようにしてやればOK、というワケです。

作例では端の「切り通し」に対地高度-88mm / -103mm の高度設定をおこなっています。

「切り通し」「スロープ」は他にもいろいろ遊び甲斐があるので次回も応用例を紹介します。VRM3第7号を未購入の方は、こいつのためだけにでも買う価値は十分あると思うので、ご検討あれかし。

VRMoviesは、ここに紹介した技術情報について、読者のお手元の環境での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。ご承知おきください。

 


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