飛び降り自殺

 

正直、テクニックでもなんでもない

"Escape from Daily Life"は、「私が自宅マンションのベランダから飛び降りる」というキッチュな視点をオチにしてみました。これがカメラ列車の応用であることは、VRMoviesをしばしば訪れて下さる奇特な方は既にお気づきのことでしょう。

以下に示すのは、そのレイアウト構造の概略図です。本来レイアウターは真上から見た画面になりますのでそのように示すべきですが、わかりやすさを優先して横断面にしています。

 

妻に「悪趣味!!」と怒られました(汗)

<略図:私はこうやって自殺した>

 

実際の動画作成にあたっては、橋脚の高さが少し物足りなかったので,運転開始前に[SHIFT]+[PageUp]で高度を稼ぎました。結果、地面に激突する前に列車が止まってしまうので、これを誤魔化すために、VideoMAIDのフェイドアウトフィルタを適用したというワケです。

カメラ列車の基本的な発想をおさらいしておきますと・・・

 

(1) 視点の進行(図中赤線)と対応するレールと編成を作成する。

(2) ビュワーを起動しカメラ列車の運転台視点(でなくてもよいが)に切り替えた後、テンキーによる視点移動で視点の進行の始点に移動する。

(3) 運転を開始するとレールがないにもかかわらず列車の動きに沿って視点が移動する

 

というものでした。

加えて今回のポイントを押さえていきます。

 

まず、極端な視点の落差を表現するために、橋脚は最大高度の118mm、落下部分のレールは最短のI.MAGiC 64mmを使用しています。

上図で落下部分の前に256mmレールを2本設置しているのは、充分な加速区間を得るためです。これは動画作成目的でカメラ列車を使う場合に意外に重要なポイントで、加速区間無しにカメラ軌道を描くと、目的の速度に達する頃には目当ての視点の軌道を通過してしまいます。

加速区間を長く設けた結果、スクリーンキャプチャは実はマンションを貫く(上図赤線)部分から存在しています。これを動画の編集でカットしました。具体的にはベランダぎりぎり手前のコマを数枚コピーして「さぁ、飛ぶぞ」という間を作り、以降に落下のカットをつないでいます。

押さえるなよ、そんなもん。と自分に突っ込んでみる。

 

今回の経験で、月並みながら、一度ジェットコースターにも挑戦してみようと思いました。

 

 

 

 

 

 

編成の加速性能を編集して対応する手もあります。CHO氏のWebのVRM3−技術編−列車の速度2、に詳しいのでご参照ください。

カメラ列車に使う編成は、実際のところ何でもいいのですが、車輌によっては台車位置の関係から想像よりも早く視線が水平に移行してしまうため、今回のような「落下」を表現する際には不向きのようです。これはいろいろ試してみてベストのものを選ぶしかないようです。

 

少なくともVRM2から移行したディーゼル機関車(DD13、DD51)は視点の遷移に違和感がありました。

というワケで、意外に簡単にできるので、VRMの普通の遊び方に飽きてきた方は一度挑戦してみてください。何とも言えない自虐的な喜びに浸れます。

あくまでも「ヴァーチャル」の話。リアルワールドでは命を大切にしましょう(ウソ臭いなぁ、我ながら)。

VRMoviesは、ここに紹介した技術情報について、読者のお手元の環境での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。

また、本稿の影響で飛び降り自殺をした方がおられても、当方は一切関知いたしません。ご承知おきください。

 


Webmaster: ghost@nodus.ne.jp