VRMoviesが出来るまで(基本編)

今回の"Lonesome Pine"は手抜き作品でコレといったテクニックを使っていません。この機会(?)に、一般論としてのVRMからの動画生成の手順を解説しておきましょう。

 

レイアウトが既に完成している場合、そこからの動画生成は大雑把に言うと以下の手順になります。

 

(1) スクリーンキャプチャ作成

(2) BMPファイル->AVIファイル変換

(3) AVIファイル編集

(4) AVIファイルエンコード

 

今回は(1)(2)について書きます。(3)(4)は応用編で。

 

 

 

 

手順1〜2は必須ですが、3〜4は必要に応じて、ということになります。

(1) スクリーンキャプチャ作成

VRMビュワーで[Shift]+[F10]を押しっ放しにすると、動画生成に必要なスクリーンキャプチャを得ることができます。実のところ、この手順が最も大変でストレスが溜まる作業です。と、言うのも・・・

 

- キャプチャ画像はインストールフォルダに作られる

- フレームレートは30枚/秒で固定されている

- キャプチャ取得中は動作が激重になる

 

という問題があるからです。

特に、初めて動画生成に挑戦される場合は「キャプチャ取得中は動作が激重になる」という点に注意してください。お手元のPC環境にもよると思われますが、たとえば解像度が 640 x 480 の場合、毎秒27MBのBMPファイルが生成され、ビデオカードがどんなに速くとも、このディスクI/Oの重さに影響はないと考えられます。

少し焦るのは、キャプチャ取得終了後、[Shift]+[F10]をリリースすると、ビュワーの画面が固まったように感じる場合があります。おこらくディスクI./Oの負荷に起因して表示系と計算系のロジックの同期が取れなくなっているのではないかと推測するのですが、マウスや[ESC]が利かないためハングアップと見間違います。この症状が出た場合は、慌てずにテンキーの[5]を押してみてください。大抵、復帰します。

 

 

 

 

 

I.MAGiC様には、是非とも次期バージョンで「キャプチャ書き出し先フォルダ」と「キャプチャフレームレート」を任意変更できる機能を実装していただきたいと切に願いますです、ハイ。

プラットフォームがWindows9x系の方は「キャプチャ画像はインストールフォルダに作られる」にも注意が必要です。調子にのって長時間のキャプチャを取得すると、システムドライブがパンクしてハングアップの憂き目もあり得ます。事故を避け、かつ手間を省く工夫としては、以下のようなものが考えられます。

 

[a] 可能であればVRMをシステムドライブ以外の増設ドライブにインストールする

[b] VRMのインストールフォルダへのショートカットを作成し、使い終わったキャプチャ画像の削除作業をしやすくする

 

(2) BMPファイル->AVIファイル変換

VRMのオンラインマニュアルでは、この作業をおこなうアプリケーションの例としてAdobeのAfterEffectが挙げられていますが、VRMoviesではフリーウェアを利用しています。

<AviMaker 1.71/多摩の岳夫氏作>

多摩の岳夫氏のWeb

http://yamatabi.que.ne.jp/

この手のアプリケーションの使い勝手は、利用者個々の好みによると思われますが、AviMakerは最小限必要な機能がコンパクトにまとまっていて、かつ直感的に利用できる(逆にいうと、I/F設計はWindowsアプリ一般のセオリーからは脱線している)という点においてお奨めの一品です。

 

AVIファイル作成時の注意点としては、もし最終的になんらかのエンコードをかけてWeb公開するつもりであれば、この時点では圧縮しない方が良い、という点です。最終成果物に至るまでは圧縮なしで通しましょう。その意味において、作業域となるハードディスクの空き容量もそれなりに確保しておく必要があります。

 

最後に、忘れずにVRMインストールフォルダのお掃除もしておきましょう。srcxxxxx.bmp(xxxxxは5桁の連番)をすべて削除します。ついでにゴミ箱も空にして、いつのまにやらハードディスクがパンク、という憂き目に合わないよう気をつけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連番は「現在フォルダにあるファイル」に対してではなく、ビュワー起動からの連番となる。[ALT]+[TAB]でアプリケーションを切り替えながら作業する方は要注意。

<VRMインストールフォルダ>

部品リストを出力した場合等は、このフォルダにさらにHTMLファイルが2つある場合がある。

掃除を終えると、VRMインストールフォルダはには上画面に示したファイルが残るはずです。余計なものまで削除すると、VRMを再インストールする羽目になりますので注意してください。

余談になりますが、ファイルのプロパティでこれらのファイルを「読み取り専用」にして誤削除を防ごうとすると、ビュワーが正しくレイアウトを読み込まなくなります。そういう仕様のようですので割り切っておきましょう。

 

 

 

 

 

かく言う私がそれでハマった。

とりあえず動画は完成しました。

続きは応用編で。

VRMoviesは、ここに紹介した技術情報について、読者のお手元の環境での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。ご承知おきください。

 


Webmaster: ghost@nodus.ne.jp