ダム建設

限られたストラクチャの組み合わせで、いかに多彩なレイアウトを構築するか、はVRMレイアウト作成の醍醐味の1つです。その中でも比較的大掛かりな部類になると思われるダム建設の作例をご紹介します。

言うまでもないことですが、ストラクチャの配置については「それらしく見えれば何でも良い」のであって、これが正解というものはありません。今回ご紹介するケースも、あくまで「1つの例」としてお楽しみください。

 

 

極端な話、ビルをマイナス高度で埋めて屋上をプラットホームにしても良いわけで・・・誰もやらんわな。

 

Construction of Damsでの作例>

着想自体は、こてつ氏がWebサイト「テツ窓」で考案されている「無理やりストラクチャ」がオリジナルです。

氏のダムは拙作とは比べ物にならないほど気合が入っておられますので、そちらもご参照ください。

今回は、左上画面写真で奥側になるダム湖の湖面を高度0としています。下流側は高度-80mmです。

高度の設定に際しては、注意が必要です。

 

・レールの設置高度には0〜118mmという制限がある。

 

レールの設置高度は、言い換えれば「ダム側を通過する列車からダムをどう見せたいか」ということになります。たいていは上から見下ろすことになるでしょうか。

上から見下ろすということは、ダムの最上面よりも、レール設置高度がさらに高いことを意味します。拙作 "Construction of Dams"ではこれが80mmになってしまい、結果、レールの設置高度は98mmになってしまいました。上限ギリギリです。

ストラクチャの高度は後から「数値移動」でなんとでもなりますが、地形高度は設定し直しになってしまいます。従って、ダム建設にあたっては、最初の高度設定を慎重におこなうことが、後々の無駄な手間を省く鍵となります。

 

 

 

 

加えて、マニュアルでは「水面」を高度0に配置することが推奨されていますが、これは無視してもさほど実害はないような。

作例ではストラクチャをグリッドに対して斜めに配していますが、これはよくよく考えると、周辺地形の仕上げの手間を増やしたという意味において失敗だった。

使用するストラクチャですが、ダム本体は「コンクリート状の斜面を持つもの」であれば、なんでも良いと思われます。作例ではIMAGIC トンネルポータル側壁L・Rをそれぞれ16個使用しました。

注意すべき点としては、ポリゴンの特性上、裏面が透けてしまいますから、ダム湖側については裏打ちしてやる必要があります。下画面写真右をご覧ください。

 

<水面・地形・テクスチャを除去した状態>

これだけ最初に見ると何だかわかりません、特に右のヤツ。

加えて、ダム上部をそれらしく見せるため、TOMIX高架橋S280 を3つ連結したものを2段重ね、計6つ使用しました。2段重ねにしたのは、今回ダム壁をトンネルポータル側壁で形成したため、上部のトンガリを隠すのに1段では不足したからです。

さらに、それらしく見せようと片側上部にTOMIX信号所を配してみましたが、これはいささか余計だったような気も。

さらなる応用としては、泡立つ水面を模したテクスチャでダム下流方向に小山を造成し、観光放水を表現するというのがあると思われます。VRMoviesでも挑戦してみたのですが、なかなか巧く表現しきれないため、今回は断念しました。

 

ある意味、無駄にレイアウト面積を消費するストラクチャではありますが、都市型レイアウトとは異なる雄大な趣を感じさせてくれる仕掛けですので、未体験の方は是非お試しください。

VRMoviesは、ここに紹介した技術情報について、読者のお手元の環境での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。ご承知おきください。

 


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