リアルな遮断機挙動

テクニック、というほどの話でもないんですが。

ある日、散歩中に近所の踏切で気づいたんですが、遮断機が左右2つある場合、まず向かって左側が閉じて、少ししてから右側が閉じるんですよね。

要するにこれは、日本では自動車が左側通行ですから、まず線路内へ侵入してくる車を遮断し、踏切内の車が出て行くのをしばらく待って反対側を閉じている、ということなのだろう、と、まぁ、うまく考えてあるもんだなぁ、と今更ながら妙に感心したワケです。

で、今回の動画では踏切をメインに据えてみたので、この発見(?)を早速取り入れてみました。既にやり方がわかってしまった人は、以降は読むに及びません。

 

今回のネタは若い人にはピンと来ないかも知れませんが、昔、立体交差化がそれほど進んでおらず、国鉄がそれなりに貨物輸送をやってた頃は、踏切で長編成の貨物列車に出会うと、アホほど待たされるコトがしばしばあったんですね。

<片側ずつ閉じる遮断機>

 

ちなみに、今回の作品は、ghostの敬愛するVRMレイアウト作家の一人である Tatsuo氏がアップデータ3.0.2.7をフル活用して作成された「踏切改訂版」という作品をキッカケに生まれました。同作のあまりに見事なタイミングで踏切を通過するノリがとにかく面白くて。じゃぁ逆に通れない踏切をやってうやろうか、と、まぁ、そういうノリです。

基本的な考え方は、1つの踏切を制御する音源センサーを2つのグループに分けて扱うことです。ちょっと縮小のし過ぎでわかりづらいかも知れませんが、下のレイアウター画面をご覧ください。

 

<レイアウターで見たところ>

 

中央を左右に貫いているのがレールで、左端に踏み切りがあります。下側のレール(右から左に向かって列車が走る)に注目してください。

音源センサーがレール毎に設置されていますが、水色と青色に色分けされているのがおわかりいただけるでしょうか。水色の音源センサー(右の2つ)は[踏切警報機(L)]、すなわち自動車から向かって左側の遮断機と連動しています。これに対し、青色の音源センサーは画面左踏切の4つの警報機すべてと連動しています。

この結果、何が起こるかと言いますと・・・

 

1.列車が右からやって来る。

2.水色の音源センサーがこれを検知し、左側の遮断機が閉じ始める。

3.列車はさらに進む。この間に左側の遮断機が完全に閉じられる。

4.青色の音源センサーが列車を検知する。左側遮断機は既に閉じられているので何も起きないが、右側の遮断機はこの時点で閉じ始める。

5.列車はさらに進む。この間に右側の遮断機も完全に閉じられる。

6.列車が踏切(厳密には最後の音源センサー)を通過する。

7.左右の遮断機が同時に開く。

 

と、まぁ、こういう具合です。

ちなみに、今回の作品では、列車は 60Km/h で進行しており、水色センサー(先に閉じる遮断機)に 140mm ストレートレール2本、青色センサー(両方閉じる)には 5本を割り当てました。これで丁度、自然な感じになりました。これは、列車の速度や使うレールによって変わるので、実際にレイアウトに組み込む際に試行錯誤していただくしかないでしょう。

 

自然、と書いてますが、現実の遮断機相当の動きをさせると動画が間延びするので、踏切が閉じ切ると同時に列車が通過するように調整してます。

今まで同時に動く遮断機しか作ったことのない方は是非挑戦してみてください。踏切の印象がグッとリアルになりますよ。

VRMoviesは、ここに紹介した技術情報について、読者のお手元の環境での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。ご承知おきください。

 


Webmaster: ghost@nodus.ne.jp