Ready for Departure 解説

するなよ、そんなもん>オレ

本作では、東京駅における寝台特急の「機回し」の表現に挑戦してみました。が、力量不足と申しますか、出来上がった作品を自分で見てみると、どうにもわかりにくい。

 

VRMoviesでは、基本的には動画作品には最小限のコメントを沿えるのみとし、可能な限り「映像のみ」で作品を表現していきたいと考えていたのですが、いかんせん当方の技術力と集中力が及ばず、とは言え、述べ十数時間を費やした作品をわけのわからんまま放置するのも悲しいので、今回に限り解説記事を添えることにしました。

 

【機回し】 客車列車の進行方向を変えるために、機関車を逆側へ連結し直す作業。

【着回し】 女性雑誌において電車中吊り広告に高頻度で登場する魅惑のキーワード。

 

混同に注意。

 

 

 

 

っつーか、要するに「いいわけ」。

「今回に限り」もどーだか。

なお、最初にお断りしておきますと、本作の東京駅構造、機回しの機序等の設定は、かなりいい加減です。あくまでも「東京駅の機回しをモデルにしたフィクション」としてご覧ください。

 

写実派を自称しといてソレかい、という気もするが捨て置く。

以下、動画中のスクリーンショットを示しながら、何が起きているのか(何が起こっていると理解していただきたいか)を解説していきます。

<本来の機関車とすれ違う>

 

 

 

正直に告白しますと、この機関車が実際にはどこで待機しているのか、実は知りません、見たことないので。

本作では東京駅の東海道本線西側クロスポイントの直後に適当な引込み線を作って処理しています。本当のところをご存知の方、よかったらご教示ください。

東京発の西日本行きの寝台特急は、品川方面(上写真後方)から入線し、東京駅で進行方向を逆転させて営業運転を開始します。ゆえの「機回し」となるわけですが、上写真で引込み線に待機中の「富士」号のヘッドマークをつけたEF66単機とすれ違います。

このEF66が、本来、写真左を走行中の「富士」を牽引すべき機関車です。コイツは客車よりも一足先にやって来て待機してます。

<東京駅10番線に入線>

 

 

このカットもそうですが、本作ではメインとなる被写体の他にも、背後でいろんな列車が走り回ってます。各編成がおいしい絵柄でおさまるようにキャプチャするのは、想像していたよりも大変な作業でした。

暇な方は、全部で何種類の列車が走っているか数えてみてください。で、当方にお知らせください。

例によって、正解しても何も出ませんが。

昔は東京駅にホームのない回送線があって、品川方面から列車を牽引してきた機関車を、その回送線を通して先頭に付け替えていたようですが、東北新幹線が東京駅に入り込んで来た際に回送線はなくなってしまいました。結果、入線時の機関車と営業運転時の機関車が異なる、という運用が生まれたらしいです。上写真はホーム入線の瞬間ですが、ご覧の通りヘッドマークは付いていません。

<回送機を切り離す>

 

 

今思うと、回送機のヘッドマークを強調するために、このカットはもっと寄るべきだったような気がする。

が、そうもできない事情もあって、実はこの東京駅は、上野方面はこのちょっと先以降は作ってないんです、何も。、もー疲れちゃって。これ以上寄るとそれがバレちゃうんですね

入線が完了すると、ここまで列車を牽引してきたEF66は切り離されます。上写真をよく見てみると、こちら側にヘッドマークがついているのがわかります(ここでは「はやぶさ」になっています)。

これが東京駅の機回しの面白いところで、列車の回送機が実は後続の列車の牽引機になっています。つまり、このEF66は「富士」が発車してから、先の退避線に戻り、自分が牽引すべき列車を別の(後続は「あさかぜ」なので、そのヘッドマークを付けた)EF66が回送して来るのを待つわけです。

2003年8月現在、既に「はやぶさ」は存在しません。と言うか、「さくら」と併結されたため、ヘッドマークも「はやぶさ」と「さくら」をあわせた新デザインになってます。VRMには「さくら/はやぶさ」のヘッドマークをつけたEF66は存在しないので、今回は「はやぶさ」で代用しました。

<本来の牽引機が連結される>

 

 

本当は連結直前に一旦停車すべきですけどね。そのまま突っ込んじゃいました。

かくして、「はやぶさ」EF66に牽引されて入線した「富士」に、待機していた「富士」EF66が連結されます。

おっと・・・危うく書き忘れるところでしたが、ご存知の通りVRM3には編成を分割・連結する機能はありません。本作では、例えば上写真で言うと、左の「富士」客車と右の「富士」機関車はVRM上では別編成になっています。動画を編集することでそれらしく見せているだけですので悪しからず。

 

 

いいですか、説明しましたからね。間違っても「どうやってるんですか、ウラ技ですか?」なんてメールよこさないで下さい。下さったら晒しちゃいます。

 

 

 

こういう煽りカット(かつ走行中)はVRMならではです。リアルでやったら死ねます、確実に。いわゆる「マグロ」です、ベッドで人まかせの女の子じゃないです、切り口鮮やかな赤身です。

で、「富士」が大分を目指して発車していくわけです。めでたし、めでたし。

 

この後、蛇足的にこいつが回送中の285系「サンライズ瀬戸・出雲」とすれ違うカットで本作は終わります。これは明らかに嘘八百です。これがマジなら、3時間以上サンライズは東京駅で発車待ちです。まぁ、どうせなら徹底的に賑やかしくって感じです、適当です、勘弁してください。

VRMoviesは、一見写実的に描かれた動画作品内の表現の考証について、いかなる場合においてもその正当性を保証いたしかねます。特に二次使用された場合、思わぬ恥をかく場合があるやも知れませんのでご注意ください。

 


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