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ラピュタレイアウトのススメ

別に空から降ってくる少女を助けろとか、そういう話ではありません。なんと申しますか、他に良い表現を思いつかなかったので、便宜上こう呼ぶことにします。まずは実物をご覧ください。

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レイアウト作成の三大潮流

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<仮称:ラピュタレイアウト>

 

 

丁度、前作を作っている最中に思いついて仕掛けたので、題材が同じく碓氷峠になってます。

で、どうせありえない光景を作るなら、新旧混交も良かろう、と、EF63を伴った特急と長野新幹線を並走させてみた次第。

天空の城に見えませんか?、見えませんか、そうですか。

 

以前の雑文で、レイコン2003の雪辱を誓ってリアル鉄道模型関連の書籍を読み漁っている、みたいなことを書いたのですが、その際にこういうレイアウトの様式があることを知りました。

上掲スクリーンショットのままなんですが、敢えて言葉で説明しますと、「同心円エンドレスループのみで構成されるレイアウト」ということになります。なんか数学の定義みたいで嫌な感じですが、他に言いようもありません。

どうも書籍に散見される内容からすると、本来はストラクチャ等を派手に配置せずに、ディスプレイモデル的でありながら、かつ最小占有面積内で走行も楽しみたいときに採用される形態、みたいな感じでした。

そういうワケなので、紹介されていた例の中にはループ毎にゲージが異なり(内側からZ、N、HO、Oゲージ)それでいて曲率が同じレールで構成されたもの、もありました。

ghost が心を惹かれたのは、そういうディスプレイモデルよりも、むしろ「最小限の面積に情景を作る」というアプローチで製作されたタイプのもので、たとえば円の真中に市街地があって、その周囲を路面電車が円形にループするレイアウトなんてのは、ちょっとしたインテリアのような印象がありました。

 

 

 

 

 

おそらく、左に書いたようなことは、昔からリアル鉄道模型をたしなんでいる方からすれば当たり前、釈迦に説法な話なのでしょう。

で、VRMoviesでは写実派路線の ghost ではあるのですが、たまには違うタイプのものに挑戦するのも勉強になるだろう、と作ってみたのが上掲のレイアウトなワケです。なんとなく碓氷峠を題材に選んで真中に山を設けたら、天空の城、な感じになったので「ラピュタレイアウト」と仮称することに至った次第です。

さて、上掲スクリーンショットでは、長野新幹線(内側)、在来線(外側)に加えて最外周にも円形レールが配してあるのが見てとれると思います。察しの良い方はお気づきでしょうが、もちろんこれは「カメラ列車」用のレールです。レイアウトを作った以上、動画にしないと気が済まないものですから。

 

では、早速ご覧いただきましょう。

 

[VRMovies] (981KB) 公開終了

 

早速、も何もここまでの前振りの長いことといったら・・・

表題に「〜のススメ」と書いたからには、こういう様式、すなわち「同心円エンドレスループのみで構成されるレイアウト」をお勧めするのが、この記事の趣旨です。

第1に、ある意味VRMで最も難儀する「ループを完結させる苦労」がこのレイアウトにはありません、当たり前ですが。バリアブルレールの使い方に悩む必要も、当然ありません。気楽に、もっと言えば無計画に作れるのがおいしいです。

第2に、レール敷設で手抜きした分、その余力を情景に向けることができます。今回の動画をご覧いただければおわかりいただけると思いますが、こんな単純な円形ループでも、手をかければ不思議とそれを気づかせないくらい手の込んだ情景を作ることができます。

第3に、これもある鉄道模型関連の本で、その筋では有名な鉄道模型マニアの著者が書いていたのですが、欲張って複雑な運転ができるように設計したレイアウトは飽きが早いのだそうです。むしろ、単純なループにちょっとした情景を加え、そこにお気に入りの車輌を走らせて眺めるのが一番飽きが来ない、とか。読んだときはどうかと思いましたが、実際にやってみると意外に箴言でした。

 

VRM3のストラクチャ部品のほとんどは、その周囲が直線で構成されています。地面テクスチャも矩形です。つまり、これらは本来曲線レールとあまり相性がよろしくありません。そこを工夫して作りこむと、自身のVRMレイアウト製作テクニックの鍛錬にもなります。事実、ghost もこのレイアウト製作の過程でいろいろと新しい発見をしました。追々、技術ページでご紹介したいと思います。

 

余談ですが。この著者、「架線を敷設せぬレイアウトに電気機関車を走らせるのはけしからん!!」と息巻き、ご自身は架線を敷設していないレイアウト上で、パンタグラフを畳んだ電気機関車をディーゼル機関車に牽引させてお楽しみだそうです。これを尊敬すべきか、呆れるべきかは、読者のご判断におまかせするより他ありません。

蛇足ですが、レイアウトコンテストのパワードバイトミックス部門に、今回紹介したレイアウトと同じような構成のものを1つ投稿してみました。明日の発表で公開されるはずですから、気が向けばダウンロードしてみてください。入賞するか否かは別にして、個人的には気に入っているレイアウトですので。

と言うか、このスタイルならレール数が少ない分、コンテスト規約の予算制限を回避して高価な部品・大量のストラクチャが使えるやん、というのが本音です。で、コンテストの締切過ぎるまで、この記事は公開すまいと決めてました。なんだかなー。

 

明日(11/28)は朝から泊りがけで湯治に出かけるのでコンテストの結果が帰ってくるまで見れません。湯船で終始ドキドキしてそう・・・って、オレってば本当におめでたい性格してるなーって、ときどき思います。

VRMoviesは、たまには読者の方からのご意見・ご感想・ご批判などいただけたらなーと首を長くしてお待ちしております。そんな ghost を喜ばせて下さる奇特な方は、ページ右下メールアドレスへお気軽にご一報ください。

 


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