2007/12/09上梓


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その13:地面も持ち上げる

前回、築堤の裏側に隠れてしまったお城もどきに高さを設定し、持ち上げました。今回は、宙に浮いてしまったお城の下に崖を作り、リアル鉄道模型レイアウト(ビネット)として施工可能な状態にします。

<宙に浮いたお城>

地面に高さを与えたり、表面の絵柄(地形テクスチャー)を変更するには〔地形ツール〕を使います。〔ツール〕の〔地形ツール〕をクリックし、レイアウターを地形編集モードに切り替えましょう。

 

<地形編集モードへの切替>

地形ツールの特性の詳細については、拙共著「鉄道模型シミュレーター4エキスパートガイド」所収の「平らなレイアウトを卒業しよう」(同書p.81)が参考になるかと思います。

ただし、同書はVRM4.0.3.0の知見に基づいて書かれているため、一部既にVRM側の仕様変更によって無効になっている内容があります。

現時点で、お城はその最下面が60mmの高さになっています。従って、ここでやるべきことは、お城のある部分の地面の高さを60mmにすることです。

このように、特定の高さを地面に設定する場合は〔地形ツール〕の〔整地〕を使います。

<整地を選択する>

〔整地〕を選択すると、レイアウトウィンドウにマウスカーソルを中心に白い円が表示されるようになります。これは、地形ツールが影響を与える範囲を示しており、VRMの世界ではこれを“地形ブラシ”と呼びます。また、この大きさのことを“ブラシサイズ”と呼びます。

右下に表示される数値はそれぞれ以下のような意味があります。

 

(横方向座標 縦方向座標)

N Nゲージサイズの高さ

R 実寸換算の高さ

 

このうち“実寸換算の高さ”は、この情景が実世界に存在したらどれくらいの高さになるか、を示す値で、Nの値の150倍になります。

上掲スクリーンショットのブラシサイズは半径80mmの状態です。マウスカーソルから円までの間に、グリッドが4つ(20mm×4=80mm)あるのがわかりますね?

ビネットのような小品上で作業をするのに、このブラシサイズは大き過ぎますから、小さくしてやることにしましょう。この調整は〔オプション〕からおこないます。

<“整地”作業中のオプション>

〔ブラシサイズ〕のスライダーを一番左まで動かして、ブラシサイズを最小の5mmにします。さらに〔高度〕のテキストボックスに、設定したい高さを入力します。ここでは、お城の接地面となる60mmを入力しています。これで準備が整いました。

<地形ブラシをドラッグしていく>

上掲スクリーンショットに示したように、高さ60mmを設定したい範囲(この場合、お城の足下)を、地形ブラシでドラッグ(マウス左ボタンを押したままカーソルを動かす)していきます。高さが設定された地点(グリッド)は緑色になります。丁度、ブラシで塗りつぶしていくような感じです。

とりあえず、この状態をビュワーで見てみましょう。

<お城の足下に地面が出来た>

冒頭に示した“お城が宙に浮いた”スクリーンショットでは、やや高過ぎて見えたお城が、地面が出来ると意外に模型車両とバランス良く見えることにお気づきでしょうか?

リアル鉄道模型レイアウトの施工においても、車両を配置する前と後で、情景の印象が大きく変わることがままあります。

要するにこれは対比物の有無に起因する目の錯覚なのですが、これを計算に入れてレイアウト設計をおこなうことができる(試行錯誤ができる)ことは、VRMを利用する大きなメリットの1つと言えます。

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