2007/11/15上梓


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その8:レールを敷く

鉄道模型レイアウトにおけるレールには、

 

1.模型列車の走行経路を作る。

2.模型列車編成の見た目を作る。

 

概ね上記2つの意味合いがあります。特に本連載では走行を前提としないビネットを対象にしていますので、後者「模型列車編成の見た目を作る」に主眼があります。

前回までの作業成果>

既に、ビネット上のストラクチャの主役となる「お城」が、ベースボード上に占める区画の割り出しは済んでいますから、今回の作業は、このお城に干渉しないようにレールを敷き、かつ、そのレールが模型列車を美しく見せるようにすること、になります。

作業に先立ち、新たにレールを管理するためのレイヤーを作成しました。

<レール用のレイヤーを用意しました>

グループ「お城」を含むレイヤーには「ストラクチャ」という名前を付けてみました。ついでにレイアウトウィンドウ上での表示色を赤に変更しています。

 

余談ですが、筆者はレール用のレイヤーにオレンジ色を割り当てる癖があります。これは、筆者が最初に触れたVRMバージョン2において、デフォルトのレイアウトウィンドウ上での部品表示色がオレンジであったことに由来します。

レイヤー「レール」の錠前マークの左に赤い「・」が表示されていますが、これはこのレイヤーが“アクティブレイヤー”であることを示しています。この状態で部品をレイアウトウィンドウにドロップすると、その部品はアクティブレイヤー(つまり「レール」のレイヤー)に所属するようになります。

アクティブレイヤーは、レイヤーの名前の部分をクリックすることで切り替えることが出来ます。たとえば、レイヤー「ストラクチャ」に新たな部品を追加していきたい場合は、前以て「ストラクチャ」の部分をクリックします。すると、赤い・がストラクチャ用のレイヤーに移動します。

部品の所属レイヤーは、後からポップアップメニューの〔レイヤー変更〕を使って変えることも出来るので、そんなに神経質になる必要はありません。

<フレキシブルレールをレイアウトウィンドウにドロップする>

では、レールを敷いていきます。部品をレイアウトウィンドウに配置する手順は、既にビュワーを起動する回で解説したので大丈夫ですね?

今回のビネットでは、KATOのフレキシブルレールを敷くつもりなので、VRM上でもフレキシブルレールを使うことにします。フレキシブルレールですので、好みの線形を再現することが可能です。特に今回は、一般に列車が最も美しく見えるカーブ内側からの光景を再現していこうと思います。

<とりあえずレールをお城の側へ>

上掲スクリーンショットは、レールをポップアップメニューの〔反時計周り回転(15)〕を2回使って斜めに傾けた後、お城の側まで移動させた状態です。ここから、お城を背景にゆるやかな弧を描くカーブを作ってみようと思います。

まず、この部分のレールがまっすぐなのはおかしいので、少しだけ曲げてみます。VRMのフレキシブルレールの曲げ方は、大雑把にまとめると以下の2つになります。

<ジョイントの場所を動かす方法>

<ジョイントの向きとジョイント間からのズレを動かす方法>

フレキシブルレールには全長に制約があり、その範囲を超えて変形させることは出来ません。

左の例では一番短い128mmのフレキシブルレールを使っていますが、この他に256mm/384mmのフレキシブルレールがあります。

フレキシブルレールをクリックして選択すると、4つの水色の□が表示されます。それぞれをドラッグすることでレールの形を自由に変形させることが出来ます。

基本的な扱い方は、まず“ジョイントの場所を動かす方法”で、レールの大まかな始点と終点を定め、その後で“ジョイントの向きとジョイント間からのズレを動かす方法”で、自然なカーブになるように調整します。

<2本目のレールをドロップ>

こうして1本目のレールに適当なカーブを与えた後、さらなる延伸のために2本目のフレキシブルレールをドロップしたのが上掲スクリーンショットの状態です。

2本目以降については、先に配置したレールとうまく接続してやる必要があります。

<つながっていない状態>

<つながった状態>

左スクリーンショットは、わかりやすさのために拡大表示に切り替えています。

 

「Ctrl]キーとテンキーの[+]または[-]キーを同時に押すことで、レイアウトウィンドウの表示拡大率を変更することが出来ます。作業の段階に合わせて適切に切り替えると作業がはかどります。

“ジョイントの向きとジョイント間からのズレを動かす方法”を使って2本目のレールの向きを少しずつ変えていきます。1本目のレールとの角度に差があり過ぎる状態では、レールのジョイント部の□は水色のままです(上掲上のスクリーンショット)。

ある程度2本のレールの角度が揃うと、水色の□の中に赤い□が表示されます(同じく上掲下)。これが、2本のレールの角度が接続可能になった状態です。ここで、2本目のレールを1回クリックしてやると、1本目のレールに引き寄せられるように2本目のレールがくっつきます。

後は、反対側の水色の□をさきほど同様に操作して、自然なカーブになるように調整していきましょう。

<こんな具合に>

さらに反対側の少し足りない部分に64mmのストレートレールを補い、VRMビュワーを起動してみたのが下掲載スクリーンショットの状態です。お城を背景に緩やかなカーブを描くレールを敷くことができました。

ここで64mmのストレートレールが登場するのには理由がありますが、次回改めて。

<レールを敷いた>

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