2006/03/21

前回の報告はこちら

ベルン風ビネットを作ることにした

のは、もう随分と昔の話になってしまうのですが、気分が乗ってきたのでやっと着手です。

サクッと経緯をおさらいしておきます。

 

(1) コレを作ったら、妻に「かわいくない」と言われた。

(2) で、思いつきでコレを作った。

(3) せっかくなので、実物を見に行った

(4) どうせなので風景も作ることにした。

 

既に経緯説明が投げやりですが、これまで経験から考えると、そのうち盛り上がってくると思います、多分。

目指す雰囲気はこんな感じです。

<スイスの首都、ベルン市街>

スイスは極めて自治独立性の高い州の連合国家であり、行政権の大半は各州の州都に集約されています。この結果、国家としての首都であるベルンには、国家としてしか為しえない仕事、すなわち外交と防衛だけがやってくることとなり、一般的な国の首都のような賑わいがありません。

この通りのすぐ裏手に国会議事堂がありますが、なにせ憲法すら州ごとにあるような国なので、青空市に庭を提供するために存在するような有様です。左写真も、特に閑静なところを選んで撮影したワケではなく、街全体がこんな感じです。

今回も、前回同様の壁据付型のコレクションケースの中に作ることにしました。前回は設置場所が場所だけに蓋が閉まるのが最優先されてデザインは二の次だったのですが、今回はヨーロッパの旧市街を再現するということで、ケースもシックなのを選んでみました。

<DECOボックス・グランデ(M)>

レック株式会社製。詳細な製品情報はこちら。内径寸法は322(W)x110(D)x150(H)mm。前回のヤツよりも蓋がない分だけ奥行きがある。

左右の壁がクリアパーツになっているのが味噌。正面のみならず、左右から見ても絵になる構図を狙いたいところです。

VRM4で設計してみた

もちろんVRM4にはベルン風のストラクチャなんてものは存在しませんから、あくまでも雰囲気と寸法をシミュレートすることになりますが、それでも、シビアなサイズに作り込みをおこなうに当たっては、立体認識能力の極めて乏しいghostにとっては、欠かせないステップです。

<こんな感じで行ってみよう>

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<レイアウター図面>

レールはVRM4第3号所収のフレキシブルレールでシミュレートしています。施工にもKATO製のフレキシブルレールを使います。

 

背景がグレー(実はトンネルポータルを積み上げて壁にしている)なのでイメージが涌き難いと思いますが、完成の暁には背景に適当な写真を貼って誤魔化そうかと思ってます。

全体を対ベース比で反時計回りに10度捻り、短い奥行きから生じるであろう平板な印象を緩和しよう、という狙いです。加えて、前述したように今回のケースは左右の壁がクリア素材なのが味噌ですから、

<向かって左から>

詳しくは後述しますが、並べているストラクチャは出鱈目です。

この構図だと、上掲の実写真をイメージしていることがわかりやすいのではないかと思います。

<向かって右の建物の隙間から>

個人的な好みからも知れませんが、ghost的には鉄道模型レイアウトにおける隙間からのチラリズムが萌えです。

こういう感じが楽しめるように狙ってみました。

問題はストラクチャなので

さて。

このビネットの製作着手までに随分と時間が経ってしまったのは、もちろん「鉄道模型シミュレーター4エキスパートガイド(工学社)」を執筆していたから、というのも大きな理由ではあるのですが、実のところそれは大した理由ではなく、本質的な原因はこのビネットに見合う既製品ストラクチャに、遂に出会えなかったことによります。

当初、ghostの脳裏には、以前「鉄道模型趣味」誌(機芸出版社)で紹介されていた、百均で調達した置物を使って作る欧風レイアウトというネタがありまして、これに倣おうという魂胆がありました。ところが、この記事が掲載された当時は確かにそういう置物を多数見かけたような気もするのですが、探してみるとコレが見つからない(涙)。どうも、最近の百均の置物のトレンドは東洋風にシフトしているようで、時節を逸したみたいなんですな。

何号か失念してしまいました。ご存知の方、ご教示いただけるとありがたいです。

「ベタだけどFALLERかVollmerあたりから適当に見繕うか」と、方針を変更してみたものの、これがまた見つかりません。と言うのも、ベルン市街を再現するにあたって、ひとつ欠かせない要素がありまして。

<ベルンのアーケード>

もう1つ、ベルンには特徴的なオブジェクトがあって、それが左写真のオッサン・・・というか、噴水です。いたるところに、大小様々な噴水があります。

で、今回のビネットに噴水と組み込むかは現時点では未決です。ストラクチャ問題が解決し、余裕が出て来たら考えようかな、と。

オッサンの銅像ではなく、奥手の建物に注目してください。

ベルンでは、アパートメントの地上部分が大抵アーケードになっており、市内の大半がこれで繋がっています。逆に言うと、これを再現しないとベルンっぽさが出ません。しかし、こういう都合のいいストラクチャが出来合いものであるはずもなく。

そもそも、仮にそういうキットがあったとしても、今回のレイアウトデザインから考えると、それらを斜めにぶった切ることになり、これはこれで勇気がいります。で、悶々と思い悩んだ末に、建物は全部スクラッチすることにしました。

 

と、今日はこの辺で。

既に一棟目を作り出しているのですが、途中でギブアップすると格好悪いので、もう少し目処が立ってから公開します。乞うご期待。

マジ半分・ネタ半分です。きっとウソもいっぱい書いてます。そこらへん適当に読んでください、よろしく。

 


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