2004/04/05

前回の報告はこちら

さらばベニヤ平原

見積もりの甘さから途中で部材(3mm厚バルサ材)不足に陥って作業中断となってしまった道路パーツが、部材の追加調達を受けて完成しました。

 

<完成した道路パーツ群とストラクチャ>

 

これらの道路パーツの工法の詳細については前回の報告をご参照ください。

これをレイアウトボード上に展開し、加えて、プラスター塗布をおこなう面を確定するために高架部分を改めて仮置きしたのが下掲写真です。やっと形になってきたという感があります。

 

<道路・高架部品を仮配置してみた>

 

<他角度からも・・・>

 

<もう一丁・・・>

 

本文中では割愛しましたが、合わせてレイアウト左奥手に山を造成しました。加えて、第一期施工部との境界位置にも視線を遮るための小山を用意してあり、これはメンテナンスの便を図るべく取り外し可能にしています。

ここから、再度高架部分と道路パーツを取り除き(言うまでもなく、プラスター塗布とその後の塗装作業で汚れることを避けるためです)プラスター塗りをおこないました。第一期施工部と異なりベニヤ板ベースへの直塗り面積が多いことから、食いつきをよくするためにプラスターに若干の木工ボンドを加えました。

 

<部品を取り払って石膏塗り>

 

さらに、水性ホビーカラーのライトブラウンを約3倍程度水で薄めた塗料で塗装しました。なお、崖状の部分はコントラストを出すために第一期施工部同様にココアブラウンでラフな下塗りをおこなっています。

以下余談ですが、プラスターはその材質の特性から塗料を想像以上によく吸います(ラッカー系塗料については ghost は未検証ですが、アクリル系は確実でしょう)。今回の作業でもライトブラウンを1本半使い切ってしまいました。ここから言えることは、より地面色にこだわって調合色を使う場合、事前にかなりの量を用意しておかないと途中で足りなくなって、塗料を再調合したら色ムラが生まれる、というケースが容易に発生するということです。これが ghost が地面については基本色をそのまま使う理由となっています。

閑話休題。
塗料が乾くのを待って、改めて道路パーツとストラクチャを配置したのが下掲写真です。ベニヤ板露出がなくなるだけで、随分と雰囲気が変わることがおわかりいただけるのではないでしょうか。

 

<最新の状態>

 

まだ「バラスト撒布」という大事業を控えているので、道路パーツは未固着です。

道路パーツ余話

以下、これまでに触れなかった道路パーツ関連の話題をいくつか。

第二期施工部の見せ場の1つとなっている併用軌道部は、KATO製シナリーペーパー(砂目)を採用した通常道路面との差異を際立たせるべくいろいろ素材を検討しました。その結果、採用したのが下写真の商品です。

 

<タコ(?)のマークの吸着マット固定シート>

 

「なんじゃこりゃ?」とお思いの向きも多かろうと推察いたしますが、ご覧の通り鉄道模型用の部材ではありません。ニトムズ製「吸着・マット固定用シート」という商品です。パッケージ右上の黄色のタコ(?)を模したキャラクターがそこはかとなく「吸着感」を醸し出しております。

この商品は、本来はカーペット状のモノをフローリング床に敷く際に裏面に貼付することでズレを防ぐ、というものなのですが、「吸着」のための表面の加工がいい感じに「石畳」だったので一目惚れして採用しました。100mm四方が4枚入って800円ほど。今回はそのうちの2枚を使用しました。石畳用途の鉄道模型部材と比較しても、だいたい同じくらいのコストパフォーマンスですかね。

これをバルサ材の道路基盤に貼り付け、その上からつや消しクリアで塗装しました。この素材自体はノングロスなのですが、そもそもの用途が「吸着」にあるため、なんらかのコーティングを施さないと埃を死ぬほど吸い寄せそうだったので、敢えて塗装しました。仕上がりの程は下掲の写真からご判断ください。

 

<併用軌道停留場付近>

 

ちょっと露出がマズって変な写真ですが、まぁ、雰囲気だけ、と言うことで。

第一期施工部では踏切にGM製の未塗装キットを使用しました。今回は道路に手間がかかる分をどこかで省力したかったので、河合商会製の塗装済み完成品を選択しました。鏡像反転したものが2つ1組で500円くらい(ヨドバシカメラ価格)でしたでしょうか。これを2組購入し、同じ向きのもの同士を合わせて踏切部分の道路パーツに固定済みです。

 

<高架下の踏切>

 

地面の塗装が乾くのを待ちながら、第二期施工部の"裏課題"としてプランニングしていた「フェンス」を試作してみました。VRM の I.MAGiC規格系「線路付帯設備」にカテゴリされている「青/緑フェンス」は都市部の線路際に好適な部品ですが、これをNゲージレイアウトにおいても再現してみよう、という趣向です。

まず既製品で該当するものがないか当たってみたのですが、意外なことにこれがないようです。津川洋行製の同名部品が市販されていますが、これは透明なプラスチック製の板にフェンス状の格子模様が描いてあるという代物です。今回は、スケール感を多少損なってでも質感のあるフェンスを目指したいと考えていたので、コレはパスしました。

 

既製品でエッチングパーツのフェンスって、ありそうな気がするんですが、実際どうなんですかね?

ご存知の方がおられたらご教示くださいませ。

 

 

ちなみにTOMIX2003年版カタログには、この津川洋行製のフェンスを使ったとおぼしきレイアウト写真がありますね。コレはコレで悪くないんだけど、ghostの趣味的にはパス、と言うことで。

<これがフェンスの材料>

 

で、いろいろ探し歩いた結果、バルサ材を購入したホームセンターにて上掲写真の工作用ステンレス製金網をゲットしました。500円ほどだったと思います。格子の方向がそれぞれ長短手方向に平行なので斜めに切断する必要が生じますが、見た目の感じは良さそうです。これに道路パーツ作成で余ったバルサ材を下図のような方法で組み合わせてフェンスを作ってみました。

 

<ghost流フェンスのレシピ>

 

ステンレス金網をニッパーで切断したのですが、この際に結構な量の細かい破片が飛び散りました。同様の工法をお試しになる折はベランダで作業するとか、床にビニールシートを敷くなどの対策をお奨めします。

無策なままカーペットの上でやると後悔します、私のように(涙)。

ちなみにバルサ材と金網の接着には両面テープを使っています。手持ちの両面テープの最小幅が 10mm なので、予め両面テープを貼っておいたバルサ材を細く切り出すことで部品を得ました。

塗装は例によってグンゼ水性ホビーカラーです。とりあえず「試作」と言うことで、敢えて下地処理をせずにそのままブルーグレー(土台部分はミディアムグレー)を塗ってみました。格子の穴を塗膜が塞いでしまわうと台無しですので、塗装後すぐに安全ピンで塗料が乗り過ぎた部分の格子を突きまくりました。

 

<フェンス・・・の試作品>

 

この他、第一期施工部で余ったKATO製ガードレールも道路パーツに取り付けました。

こうしてできたものをレイアウトベース上に仮置きしたのが上掲写真です。やはりアクリル塗料をステンレスに直塗りしたのには無理があったようでところどころ剥離してしまいました。量産に際してはつや消しクリアをフラットベースとして塗ってから本塗りしようと思ってます。ややオーバースケールな感じもしますが、質感的には満足のいく出来でちゃんと向こう側の景色も透過しているので及第点ではないか、と思っています。

 

次回は、第一期施工部で梃子摺って、「今度こそ上手にやるぞ」と決意しているバラスト撒布の予定です。

ghostは、ここに紹介した内容について、読者のお手元での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。ご承知おきください。

 


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