2004/03/11

前回の報告はこちら

以前「我輩はテールライトフェチである」と題した駄文にて思い余って自らの変態的な嗜好をカミングアウトしてしまったワケですが、今回も似たようなノリです。フェティシズムのみならず、露出狂まで併発しているとは救いようのない馬鹿者ですな。あ、オレか。

 

「変態」とは突出した個性の異名である by ghost

 

と、自作の箴言で自らを慰めつつ、本日も電波ゆんゆんに張り切って参りましょう。

 

最近やたらと「電波」懸っているのは、平々凡々な日常を極フツーのサラリーマンとしてのほほんと暮らす自分にちょっと嫌気が差してきていて「せめてネット上だけででもハジけよう」と思っているからです。普段は真っ当な人間なんです、本当です、信じてください。

intermission #2 我輩はテールライトフェチであるU

コトの起こりは前回の報告を上梓した直後、奇しくもこちらも2003年のVRMレイアウトコンテストの受賞者である165系急行東海様から「らいといかがですか〜」と題されたメールを頂戴したことから始まります。

曰く、お手元に余らしているキングスホビーテールライトをお譲りいただけるとのこと。

またかい!!>自分

TOMIX製キハ58系(旧製品)にヘッド&テールライトを組み込んだ際に遮光に悩まされた ghost は、その経験から「ヘッド&テールライトを完璧に仕上げるには光ファイバーによる導光しかない」という結論に独自に達していたのですが、お譲りいただけるというその商品は、まさにそれを具現化したもの。しかもキングスホビーの Web によれば、この商品は 2000年10月発売開始とのことですから、あぁ、やはりみんな考えることは同じなんだと至極納得すると同時に、まだまだ奥深いNの世界に無知であった自身を恥じた次第で御座います。

165系急行東海様からメールを頂いて以来、夜も眠れず昼はウトウト居眠りしながらどの車輌にテールライトを組み込もうかと考え続けた・・・ワケではありませんで、このお話をいただいてすぐに、組み込み候補として KATO製 オハフ42 が思い浮かびました。そうです、テールライト非装備であるがゆえに貨客混交編成を強いられ、TOMIX製ヨ8000に末尾車輌の栄誉を奪われている悲劇の緩急車です。

 

コレを読んでいるかも知れない職場の友人へ。左記はいわゆるレトリックであって、ちゃんと居眠りせずに仕事に集中しております。本当です、信じてください、ムニャムニャ。

<KATO製オハフ42>

 

幸いにして、と言うか、当然と言うべきか。コイツはテールライト未装備ながらもオプションの車内灯対応のために金属車輪ですし、20年も前に購入したものであるにもかかわらず同梱の集電シューがケース内にちゃんと残っておりました。う〜む、前回のキハ58とE231の出会い同様に、ここにもテールライトの神の計画を感じてしまう電波ゆんゆんな ghost で御座います。

 

そんな神はいないし、いて欲しくもない。

楽勝・・・かと思いきや!!

E231の集電系を移植し、遮光ケースも何もない裸のヘッド&テールライトユニットを画用紙+アルミホイルで包んで無理やり仕上げたキハ28/キユ25のときと比べれば、今回は楽勝だろう、とタカを括って作業を始めたら、これが思いのほか大変で。キハがうまくいったのは、いわゆる「ビギナーズラック」であったことを思い知らされる羽目となりました。

まず、車体を分解できない、という最も基本的なことから悩み始めました。Nゲージ歴の長い方は当然ご存知のことと思われますが、KATOの車輌はネジを使っていないのに非常にガッチリと固定されていて、かつ、コツさえ掴めば簡単にバラせて、再度組み立てた際もガッチリ組みあがるんですね。このコツを掴むまでに1時間くらい格闘していたような気がします。

敢えてその「コツ」は書きません。なんせ ghost も「パーツ割れるんちゃうか」とドキドキしながら試行錯誤した結果なので、とても人様に説明できませんし責任取れないです。

次に直面したのはやはり集電系。前回 TOMIX 車輌をバラした際に「Nゲージ車輌(T車)は車輪→集電シュー→スプリング→ウェイト→照明部品、という流れで電気を採るものなんだ」と思い込んでいたのですが、KATO の車輌はちょっと違うんですな。

同じく KATO のカニ24をバラしてわかったのですが「車輪→集電シュー」までは TOMIX と同じながら、次が床下と車内床に挟まれるコの字型の金具なんですね、スプリングじゃなくて。これが車輌の両端を経由して車内に導かれるようになっているワケです。

今思えば、KATOのカタログに掲載されている室内照明ユニット付属の妙な金物の形状から想像できたはずなのに・・・。

このコの字金具は商品的には車内照明ユニットの付属物なので、当然ながら手元のオハフ42にはありません。とりあえず余っていた集電スプリングを伸ばしたり曲げたりして、シューから車内への通電経路を作ってみたのですが、これがどうも芳しくありません。で、結局、カニ24をバラしたついでに、コイツのテールライト照明に使われていない側(車内照明用にリザーブされてるんでしょうね)を取り出してコレを移植しました。ついでに、20年の歳月によっていくらヤスリで磨いても通電しなくなっていた車輪もカニのそれと交換しました。これで集電はなんとかなりそうです。

今回、165系急行東海様よりお譲りいただいたテールライトユニットは、集電コード・ライトユニット・光ファイバーを含めて丁度車体長くらいの長さがあります。そこで、テールライトエンドとは逆サイドから集電し、車内中央にライトユニットを置き、ここからエンド側に空けた穴へと光ファイバーを導くことにしました。

このテールライトユニットは、そんなに大きなものではないですが、流石に車内で目立ちます。また、光ファイバと言えども、途中経路から光が漏れて車内がボヤッと、まるでストリップ小屋の照明のように赤く照らされて不気味です。

ちなみに、ghost は精密工作用のドリルのような気の利いたモノを持っていないので、テールライト用の穴を、お恥ずかしながら安全ピンで開けました。

しかし、コレが意外に簡単で、しかもテールライトに丁度いい大きさの穴が開くから不思議です。

そこで、前回のキハの遮光部品を作った際に余っていた黒画用紙で窓を全て塞ぐことにしました。幸いにして、車体がぶどう2号色ですから、コントラストの関係上、他車輌との差異もさして目立ちません。むしろ、車内座席が見えなくなることに目をつむれば、こちらの方がキリリと締まった見た目の印象を得られるような気もします。

 

車内の窓を色紙で塞ぐことで見た目を向上させる手法については、はいでさんの「アイラインがハッキリしない車輌の眺め方」という研究記事が面白いので、興味のある方はご参照ください。

テールライト萌え〜

結局、4時間もかかってしまいましたが、なんとかテールライト点灯まで漕ぎ着けました。

 

<DD51牽引の客車列車が走ってくる>

 

<テールライト萌え〜>

 

余談ですが。

子供の頃、JR(当時は国鉄)の大阪駅の一番北側のホームに福知山線の普通が、ちょうど左写真のような DD51+ぶどう2号塗色客車の編成で止まっていて、まだまだアホだった子供の頃の私は「古臭いなー」とか思ってたんですが。

今思うと、その頃に一回でも福知山までコレで往復しときゃよかったなーと、してもしかたがない後悔をしてみたり。せめて、これを自作レイアウトで走らせて自分を慰めます、萌え〜。

いやぁ、本当にこのキングスホビーのテールライトはいいですね。苦労はしたものの、キハのときとくらべれば楽なものでしたし、光ファイバーの集光効果が想像以上に発揮されていて、低速度走行中もクッキリとテールライトが浮かび上がります。もーサイコー!!。

と言うワケで、オハフ42は晴れて最後尾車輌の栄誉を取り戻しました。よかったね、オハフ君。

 

別に栄誉でもなんでもない。

最後に。

改めて、ghost の伊達と酔狂に、同じく伊達と酔狂で応じてテールライトユニットをプレゼントしてくださいました165系急行東海様に厚く御礼申し上げる次第です。

そのうち御礼の品をお届けしますんで、ちょっと待っててねー。

ghostは、ここに紹介した内容について、読者のお手元での再現性をいかなる場合においても保証いたしかねます。ご承知おきください。

 


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